元関脇妙義龍の振分親方(38=境川)が、10月5日の「妙義龍引退振分襲名披露大相撲」をPRした。
引退相撲のチラシやポスターは、いぶし銀の妙義龍に似合う仕上がりになった。メイン写真は、「東京足立境川会」から贈られた化粧まわし姿を選んだ。
「(東京都)足立区に境川部屋があるので、自分はここに入門して、この地で強くなりました。相撲人生は足立区にあるので、地元の化粧まわしの写真にしました」
境川部屋の所在地でもある東京都足立区には入門以来、16年以上過ごしてきた。特に部屋の周囲の地域には、愛がある。
「自宅から部屋まで自転車で通勤しているんですけど、通りながらあいさつします。豆腐屋、うどん屋、肉屋、布団屋、魚屋、酒屋…。郵便局もクリーニング屋も、自分が使うところはみんな応援してくれて、声をかけてくれます」
下町らしく人と人との距離が近く、引退相撲のポスターをはってくれる。
「今日も、ハトヤ豆腐店に寄って、ところてんとおぼろ豆腐を買って、それを食べてから(国技館に)来ました。最高でしょ!」
引退相撲のチケットは5日から販売を開始し、順調に売れている。師匠の境川親方(元小結両国)からは「忘れないように、いろいろメモをつけてやるように」と助言を受け、専用のノートを作ったという。
ポスターのデザインには「地味な感じ。派手すぎないところがいい」と振分親方のこだわりが込められた。「最後の大銀杏(おおいちょう)姿を、皆さんに見ていただけたらうれしいかなと思います」とPRした。【佐々木一郎】

