「勝つことは目標ではあるが目的ではない。目的は子どもたちの人としての成長を促すこと。それを一番大切に考えています」と飯野恭嗣監督(54=写真)は指導方針を話す。

あいさつや返事など人として大事なことを身に付け、故障することなく中学でも野球を続けてほしいというのが指導陣の願いだ。

主将・エースの片山瑛斗(6年)がチームを引っ張る。伸びのあるボールで三振を奪う片山が主に先発し、速球派の小俣颯汰(6年)、コントロール重視の五十嵐徳真(6年)、来年のエース候補・伊藤光希(5年)らがリリーフする。

打線は出塁率の高い五十嵐、俊足のオールラウンダー・古矢陸(6年)の1、2番がチャンスメーク。打撃力の高い片山、小俣、伊藤が中軸に並ぶ。赤坂慎也(6年)は最高の声出しでチームを盛り上げる。外野の定位置を争う渋谷櫂、繁田結雅、田村健士、小林侑生(いずれも6年)も成長著しく、飯野監督は大きな期待を寄せている。

北多摩大会は連勝で決勝トーナメント進出を決めた。「皆で力を合わせて優勝したい」と片山主将は話す。

◆清瀬ジャガーズ(清瀬市)昭和40年代に創部。清瀬小と近隣の小学校の児童が集まり主に同校グラウンドで活動している。在籍数22人。

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