田無シニア（西東京支部・多摩北ブロック）　投手育成に定評のあるチーム。今季は2年生に左腕投手が4人もいる。主将の百地陽人を始め、石田陸、山本孝紀、稲垣陽介がサウスポーカルテットだ。中でも中心は百地。直球を主体に投げ、この冬は変化球の精度向上に努めている。国谷裕次監督は「右が欲しい時には1年生に有望なのが2人います。金井太一と高木一輝。どちらも制球力があり、四球をほとんど出さないのでゲームが作れる。冬のオープン戦では主戦で投げています」と話す。

攻撃面でも新しいコーチを招き力を入れている。その中心も主将の百地だ。1番かクリーンアップを任されるが、前後のつながりもよくなってきた。「レギュラーの半分近くを1年生が占めており、特に吉田太陽（遊撃手）が思い切りのいいバッティングをするので長打も期待できますよ」と同監督。目下の課題は下位打線のつながりといえそうだ。「秋季大会の目標は『まず1勝』でしたが、そこはクリアできた。冬の間に投手を中心に鍛え直していくことで、状況に応じた守備力を強化していきたい。来春の目標はズバリ、支部ベスト8です」（同）。

［PR］