エイジェックスポーツマネジメントによる4月開校「トレーニング・プロフェッショナル・アカデミー(TPA)」の入校トライアウトが2月14日、栃木・小山ベースボールビレッジで実施され、プロ入りを目指す受験者が塁間走や守備、投打で持ち味をアピールした。

アマチュア界初導入の弾道測定機器「トラックマン」を使用し、投球では球の回転数や変化量、打撃では打球角度や打球速度などの数値を計測。元巨人星野真澄育成ディレクター(36)は「投手は球が強かったし、野手はしっかりバットを振れていた。これから十分、実戦レベルになれる」と受験者の印象を語った。

実技後、合格が決まった小川隼平さん(22)は「環境が整っていて野球に集中できると思った」。近内伸太郎さん(21)は「得意なバッティングで、芯に当たったときはトラックマンの数値がよかった。課題が理解しやすく練習のヒントにもなる」と笑顔を見せた。

TPAでは元西武中﨑雄太講師、元ヤクルト飯原誉士講師らの技術指導に加え、座学でケガの予防法や栄養学も学ぶ。スクール運営チームの五十子貴治部長は「充実したスタッフ陣と練習環境でサポートしていく。ここからNPBで活躍する選手が出てくれたら」と期待を寄せる。

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