最終回は慶大競走部の箱根駅伝本大会出場に向けた、ロードマップ(基準)と課題を取り上げる。

 予選会10位以内入賞

来年の箱根駅伝本大会に出場するには、年内の予選会で10位以内に入賞しなければならない。保科光作ヘッドコーチ(36)はそこまでの道のりで、3つの基準をクリアする必要があるという。①5月関東インカレ・フルエントリー②6月全日本大学駅伝関東予選会で、上位20校に与えられる出場権の取得③夏合宿を行い、1万メートル29分30秒以内10人達成。「昨年の予選会は通常のコースではなく、駐屯地内周回を走りました。出来れば本来のコースに戻ってくれた方が、チャンスは十分にある」と同コーチ。

 強化費不足が課題

競走部の課題は慢性的な資金不足。このままでは合宿もできない状況なのだ。現在は「ラッフルチケット方式」で年間200万~300万円を補っている。詳しくは慶應箱根駅伝PJ https://hakone-pj.keio-tf.org/raffle/detail/1まで。

今年、1971年(47回)以来、50年間止まった時計を動かす時。保科コーチとの4年間で、誰もが慶大復活を実感することはできたはず。オリジナル4として、復活の機は熟した。

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