カブス今永昇太投手（30）が敵地でのレッドソックス戦に先発し、メジャー移籍後最長となる6回1／3を投げ5安打1失点、1四球7三振で無傷の4勝目を手にした。球数88球でストライク63球、最速は93・3マイル（約150・2キロ）。今季ここまで5試合で4勝0敗、防御率は試合終了時点で両リーグ2位の0・98、計27回2／3で3四球28奪三振とエース級の働きを見せている。
今永は初回を3者凡退に抑えると、3回までレッドソックス打線をパーフェクトに封じる完璧な立ち上がり。3点リードの4回1死から2番オニールに外角高めのフォーシームを中越えソロにされ、その後も四球と安打で1死一、二塁のピンチを招いたが、5番ウォンを遊ゴロ、6番レイエスを中飛に仕留め最少失点で切り抜けた。
6回には再び2死一、二塁とされたが、レイエスをカウント2－2からスプリットで空振り三振。7回表に味方打線が3点を追加して7－1となり、メジャー移籍後初となる7回のマウンドへ。先頭ダルベックに三塁への内野安打を許したが、次打者バルデスを右飛に打ち取って降板。代わった2番手右腕トンプソンが後続を抑えた。
なお、レッドソックス吉田正尚外野手（30）は先発を外れ、メジャー初対戦は実現しなかった。
