36年間引き継がれる指導方針は「運動も勉強も何度も繰り返し学ぶことで身につくもの。練習がつらいと感じても、頑張って続けることが大事。あきらめずに頑張って前を向くことができるようになれば、どんな困難をも乗り越えられる人間に成長する」というもの。「このことを実践してくれたのが、甲子園出場、東京6大学を経験し、楽天1位指名でプロ野球に進んだ早川隆久君」と早川典男監督(63)は話す。

主将の川島凛佳は、チームのけん引役で守備範囲が広い。投手陣は制球力の福岡大翔(ともに6年)と速球派の中澤清春、左の技巧派・大木琉希亜(ともに5年)が試合を作る。攻撃陣は大木が出塁し、福岡、中澤、佐久間世凪(4年)で得点する。東條南(6年)や濱野新叶(3年)は女子だが長打も打てる。守備は遊撃手の川島怜士(4年)が安定。椎名大和(3年)は期待の選手。中澤陽太(1年)はムードメーカー。目標は「単独でチーム編成ができるよう部員を増やしたい」と早川監督は話す。

◆上堺ソフトボールクラブ(千葉県山武郡)1985年(昭60)創設。今年から浜本ソフトと合同で活動。上堺小、八幡小と近隣の児童が集まり活動。在籍数13人。

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