立川ポニーは1991年(平3)創部。30年以上の歴史を誇り、13年には全日本選手権優勝を果たした強豪だ。野球と勉強の両立をチームの目標に掲げる。水谷文彦監督(52)は「人格形成を強く意識し、あいさつ、礼儀を厳しく指導している。OBは高校へ進んでからキャプテンをやるケースが多いんです」と卒団生の高校での活躍を喜ぶ。

主将の中島侑大は常に一生懸命、全力プレーでチームを引っ張る。投手陣は中島、諏訪戸伶太の左腕2人が2枚看板。諏訪戸が主に先発し、中島がリリーフで試合終盤を締める。打線は俊足の中島がチャンスを作り、長打力のある日高全、田中駿貴、渡邉雄仁らがかえす役割を担う。

昨年はSKポニーとの連合チームで全日本選手権16強進出を果たした。新チームで臨んだ秋季大会は決勝トーナメント進出決定戦で敗退。中島主将は「今年も絶対に日本選手権に出場する」と意気込む。水谷監督も「冬の練習でみな身体がひと回り大きくなった。春は期待できる」と手応えをつかんでいる。

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