佐賀バルーナーズは今月10日、アウェーでアースフレンズ東京Zと対戦し、第1クオーター(Q)で10-23と劣勢を強いられながらも、最後は74-69で制した。1月22日から続いている連勝は8に伸びた。

試合終盤の大事な場面で、最年長の36歳、石谷聡がチームを落ち着かせ、ゲームを巧みにコントロールした。石谷はライジングゼファー福岡時代にB3からB2、B2からB1への昇格を経験し、B1で2シーズンのプレー経験もある。B1昇格を目指す佐賀において、その経験値の重要性は自身も認識し、「今まで経験してきたことは全て伝えてチームに還元できたらと思いますし、若手とベテラン、外国籍選手の間に入って良いコミュニケーションを取るのが自分の役割」と語る。さらに、ベテランは「プレーの面でも、もっと良くなるように上を目指したい」と向上心も旺盛だ。

B2西地区は現在4チームが首位争いを繰り広げ、目まぐるしく順位が入れ替わる混戦状態。その中で佐賀は、昇格経験を持つ石谷いわく「B1に行ける雰囲気はあると感じています」。今季新加入にして主将を務める36歳には、昇格請負人としても大きな期待がかかる。

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