ECCインビテーションSSKカップ ポニーガールズ・ベースボール ワールドシリーズ2023
◇7月31日~8月4日◇栃木・小山運動公園野球場ほか
日本のポニーリーガーは今年の夏、ワールドシリーズ(WS)で3冠を達成した。U―12ブロンコの部で初優勝、日本で開催のガールズWSでU―15が初代女王に、そして、U―14ポニーの部で10年ぶりに優勝した。日本ベースボール協会創設50周年を来年に控え、最高に「熱い夏」になった。
【手のひら合わせて「ポニーの花」咲かせた】
小山市内のホテルで行われた閉会式で、第1回ガールズWSの参加者が集まって記念撮影した。みんなが手のひらを合わせて「ポニーの花」を咲かせた。U―15日本の多田が初戦で右肩を脱臼。以来、ベンチの多田を励まそうと名前にちなみ「花」を咲かせた。5戦全勝で初代女王に輝いた団結のシンボルは、今大会参加者の友好の印になった。
最大のライバル米国に連勝した。最初の接戦から、2戦目は攻守で圧倒した。炎天下の5連戦を耐える体力。ミスを繰り返さない集中力。仲間を思いやるチームワークで世界を制した。
誰もが男子選手中心のチームから集まり、女子同士だと短期間に意気投合。それでも、福田主将は「まとめ役」の重圧から、人知れず涙をこぼした。苦心を気づいていた仲間たちは、満場一致で胴上げ投手に指名。右肩痛で2年ぶりの投球でも、2者連続三振で締めくくった。「みんな思いやりがあってまとまってくれた」。咲いたばかりのポニーの花。見どころはこれからだ。
【広澤理事長「感無量」】
○…今大会は3年前から計画。メイン会場の栃木・小山運動公園野球場は、小山高出身で日本ポニーベースボール協会の広澤克実理事長にとって、思い出深い場所だ。開会式で広澤理事長は「感無量です。真剣に全力プレーを見せてほしい。そしてみんな笑顔で野球を楽しんでほしい」とあいさつした。
【U13も奮闘!】
○…すべて1年生のU―13日本は敗者復活を勝ち上がり米国と対戦。8点を奪われ敗退したが、ピンチを併殺で切り抜けるなど奮闘した。羽生百花主将は「守備も打撃もみんな声が出て、やり切ることができました。世界には個性的な選手が多い。勉強になりました」と振り返った。小林勉監督は「意識が高い選手が多く楽しみです」などと話した。U―15日本にも1年生5人がベンチ入りするなど、今後の女子硬式野球を支える年代になりそうだ。

