【ホール名を冠した曲も演奏】

立飛グループ創立100周年記念事業「辻井伸行×三浦文彰 究極の協奏曲コンサート」が3月22日、東京・立川市のTACHIKAWA STAGE GARDENで行われた。

辻井は2009年、バン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで日本人初優勝を飾った。三浦は同年、世界最難関と言われるハノーファー国際コンクールにおいて、史上最年少の16歳で優勝したバイオリニスト。以来、世界を舞台に聴衆を魅了する、日本を代表するピアニストとバイオリニストとして君臨する。オーケストラをバックに2人の天才ソリストが、同じステージで熱演する、なんとも贅沢(ぜいたく)な、まさに究極のコンサートが実現した。

辻井にとって同会場は、オープンした20年以来3度目の演奏。「今回は読売日本交響楽団さんと、ラフマニノフの協奏曲第2番の演奏で戻ってくることができ、とてもうれしかったです。アンコールで演奏させていただいた『GREEN SPRINGS』は、このTACHIKAWA STAGE GARDENの建設中、完成前のステージや客席、ステージ外でお客さまが聞けるスペースなどを見させていただいた際にイメージしてできた曲です。立川の皆さんに広く愛される曲になっていたらうれしいです」と、コンサートホールのある街区の名を冠した曲を作ったエピソードも披露した。

三浦も同じく20年以来の同会場。「前回はコロナ禍のため配信での演奏でしたが、今日は満員のお客さまの前で演奏ができ、とても楽しませていただきました」と、立川との縁を感じていた。

[PR]