NMB48のアニメ好きで個性派キャラの三田麻央(23)が11日、大阪・NMB48劇場のチームN公演で、卒業を発表した。活動は「2月いっぱい」。趣味のアニメ、漫画、声の仕事を生かした活動を通じ「自信になった」と言い、卒業後も芸能活動は継続する。

三田は11年5月、15歳で加入した2期生。アニメ好き、漫画好きとして知られ、趣味を生かした活動も展開してきた。三田はこの日の劇場公演で卒業を切りだし「実は去年からスタッフさんやたくさんの方々に相談させていたただいていました」と説明。話し合いを重ねてきた末の決断だった。

NMB48での活動は「私の青春のすべてが詰まっている」とし、ファンには「皆さんの声に励まされ、教えられ、成長させて頂いたこの8年は、幼かった私の勉強の場であり、そして新しい自分との出会いの場でもありました」と感謝した。

トークも達者で、王道アイドルの立ち位置ではなかったが「アイドルらしくない私のアイドル人生を、こんなにも、キラキラしたものにしてくれた皆さんには、感謝しかありません」とも吐露した。

悩みながらも、趣味を生かして雑誌やラジオ、イベントなどに出演することを重ね「たくさんのお仕事を経験させていただき、たくさんのお仕事に恵まれ、私の大好きなことをお仕事につなげるということ、これからの私の自信にもつながりました」。グループで独自の立ち位置を確立したことに自信を深め、卒業後も「芸能活動は続けさせていただきたい」と明言した。

最終稼働は「2月いっぱい」としたが、卒業公演など、詳細は未定。

「残り少ない時間で私が、今まで応援してくださった皆さんに、そしてNMB48に、恩返しできることは少ないかもしれませんが、それでも何か、NMB48に残せるように最後まで精いっぱい、笑顔で活動させていただきたい」と、8年の活動を締めくくる決意も語った。