吉本新喜劇のファン感謝祭イベント「吉本新喜劇祭り! 2015」が2日、大阪市天王寺区の大阪国際交流センターで行われ、休養していたベテラン井上竜夫(74)も、約1年ぶりに元気な姿を見せた。

 井上は、本拠地の大阪・なんばグランド花月で出番週だった昨年9月25日、体調不良で休演。若いころ結核を患い、呼吸器系に持病があることから、以降は体調回復に努めることを優先して、舞台出演を見合わせてきた。

 昨年末の同感謝祭も欠席しており、久々にファンの前に姿を見せた「竜じい」には、客席から大きな拍手。「元気のないキャラ」が売り物だけに、この日も、司会の小籔千豊から舞台出演の感想を聞かれ「はあ~」とだけ一言。毎度おなじみの返しで笑わせた。

 イベントには、内場勝則、川畑泰史、すっちーの各座長や、福本愛菜ら若手まで、総勢86人が出演。新喜劇最古参メンバーで、最高齢の桑原和男(79)もゲームに参加。桑原は「朗らかに、いい余生を送らせてください」と言いながら、内場らにつっこみを入れていた。