乃木坂46が出演する映画「あさひなぐ」(英勉監督)の初日舞台あいさつが22日、東京・新宿のTOHOシネマズ新宿で行われ、主人公の旭を演じた西野七瀬(23)をはじめ白石麻衣(25)生田絵梨花(20)らが出席した。

 高校の女子なぎなた部を舞台にしたスポ根物語で、5~6月に斎藤飛鳥(19)主演で舞台化された人気漫画の映画版。最初は、なぎなたという競技すら知らなかった西野は「どれくらい大変なのか想像つかなかった。実際、どんな感じかなって、フワッとしていました。原作を読んでも専門用語が多かったんで、難しいなと思っていた」と打ち明けた。

 それでも、稽古を積んでいくうちに、役者魂も芽生えた。西野は「稽古をしているうちに、自分でできたらいいなと思うようになって、監督に直談判しに行ったんです」と、試合場面の演技を吹き替えなしで行いたいとリクエストしたという。ところが、当初からその予定だったらしく、「『そのつもりです』と言われまして」と苦笑いした。

 イベントでは、実技指導をしてくれた全日本なぎなた連盟の吉井和代氏から激励の手紙が届き、さらに吉井氏と学生らが登壇した。思わぬサプライズに、西野や白石、伊藤万理華(21)ら登壇者はそろって涙。西野は「うれしいですね。(吉井氏とは)一緒に映画を見て、涙してくれたのが印象的でした」と再会を喜んでいた。

 ほか桜井玲香(23)松村沙友理(25)富田望生(17)英監督らが登壇した。