5日放送の沢口靖子(53)主演テレビ朝日系ドラマ「科捜研の女」(木曜午後8時)の第16回の平均視聴率が11・5%だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。

99年10月期にスタートした人気ドラマの最新シリーズ。開局60周年と番組の放送開始20周年を記念し、20年3月まで1年間通年放送される。今回から夏シーズンがスタートした。

第16話のゲストは会田雅史、忍成修吾、三浦浩一、森尾由美。解剖鑑定書を届けに来るはずの解剖医・風丘早月(若村)がなかなか現れず、榊マリコ(沢口)ら科捜研メンバーは到着を待っていた。そんな中、京都市内のホテルのラウンジで発砲立てこもり事件が起きたと知らせが入る。早月がそのホテルでスイーツを購入する予定だったと知り、すぐに防犯カメラの映像を送ってもらうと、予想どおり早月の姿が映っていた。

早月は買い物をした後乗り込んだエレベーターで不審な男2人に遭遇しており、若い男(忍成)が拳銃を手にマスク姿の男(三浦)を脅していることに気付いたのだった。しかも、脅されていた男が糖尿病患者が使うペン型のインスリン注入器を落としたのを目撃。それを届けるためにラウンジバーに入る2人の姿を追い、自ら人質となったのだった。

映像を確認したマリコは、早月がゆっくり口や指を動かしていることに気付く。それは科捜研へのメッセージで、犯人に気付かれないよう防犯カメラを通じて現場の状況を伝えていたのだった。