歌舞伎俳優市川海老蔵(42)が、30日に放送される木村拓哉(47)主演のテレビ朝日系連続ドラマ「BG~身辺警護人~」(木曜午後9時)の最終話に本人役でゲスト出演することが26日、分かった。大物ゲストがラストを華やかに彩る。

木村演じる民間ボディーガード、島崎章の奮闘を描く人気シリーズの第2弾。海老蔵は報道陣に囲まれながら、ある賞の授賞式会場に向かうシーンに登場。紋付きはかまでレッドカーペットを歩き、木村、斎藤工(38)菜々緒(31)間宮祥太朗(27)らおなじみのボディーガードチームの警護を受ける。

海老蔵とかねて交流のある木村は、前作放送時「ゲストに呼ばれなかったのが、ちょっと残念」と海老蔵から連絡を受けていたといい、今回の出演実現を「マッチしたなぁ!」と喜ぶ。前シーズンは最終話ゲストに矢沢永吉が登場。海老蔵は「私で大丈夫なのか…」とオファーに驚きつつ、撮影を「すごく楽しかったです。皆さんのチームワークはすばらしいですし、とても温かい現場だと思いました」と振り返る。

また「彼らしいアクションがあれば」という木村の提案で、本番中に海老蔵がSNS用の写真を自撮りするアドリブも披露。共演者やスタッフには秘密だったといい、木村は「2人でこっそり目を合わせてOKサインを出し合いました」。

2人はTBS系ドラマ「MR.BRAIN」、映画「無限の住人」に続き3度目の共演となった。木村は海老蔵が役に向き合う姿勢を「とにかくまじめ!」とし、「そういう“本気の人”と一緒に現場に立っていると、僕も刺激を受けて楽しい」。海老蔵も木村について「変わらない役へのスタンスを目の当たりにして、懐かしさを感じると同時に、うれしかったです」と話した。

○…木村は24日、自身のインスタグラムで無事「BG」がクランクアップしたことを報告。新型コロナウイルスの感染拡大を受け撮影は一時中断、放送開始が2カ月遅れるなど不測の事態に見舞われたが、6月18日の初回平均視聴率は17・0%と高い数字を記録した。第2話以降も14%台(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を続けるなど好調を維持している。海老蔵の登場で、最終話の注目度も上がりそうだ。