俳優田村正和さん(享年77)の追悼特別番組として、フジテレビ系ドラマ「古畑任三郎」が、20日と21日にかけて放送された。21日夜の番組の冒頭では、田村さんが生前、「古畑-」への思いを語ったインタビュー映像なども合わせて放送された。
特番はいずれも06年1月放送の「新春ドラマスペシャル 古畑任三郎ファイナル」から。前日20日は午後2時45分から、現役メジャーリーガーだったイチロー氏(47)が犯人役を演じた「フェアな殺人者」の前編を放送。21日は午後2時45分に同作の後編、午後8時に松嶋菜々子(47)が犯人役を演じた「ラスト・ダンス」を放送した。
午後8時の番組の冒頭では、田村さんが生前、ドラマについて語るインタビューも放送。「こういうものを連ドラでやりたいって見せてもらったんですね。面白いと思ってやった、ただそれだけなんですね」「それがとてもヒットしましてね。最初に(台本を)読ませていただいた、最初の感じたこと、感動したこと、涙したこと、笑ったこと。それを本番の日まで引っ張っていこうと」などと語る田村さんの姿が放送された。略歴も紹介され、さらに「こんなに長くやるなんて思ってなかったですね。古畑っていうのは訳のわからない男ですからね。どんな生活しているのか、どこに住んでいるのか。年も取らない、ということですかね」と笑う田村さんも映された。
続けてナレーションで「古畑任三郎として田村さんの語り口が存分に発揮されるのが、事件解決シーンの直前に入る、視聴者に謎解きを投げかけるシーンです」と、田村さん演じる古畑の魅力をあらためて解説。田村さんが「新しい自分を引き出してくれた。あんなにたくさんのセリフをしゃべるということができるかどうか、ということが考えられなかった。それを引き出してくれた」と、古畑に感謝するシーンもあった。
ドラマ本編が田村さんと松嶋とのラストダンスの場面で終わると、「田村正和さん、ありがとうございました。ご冥福を心よりお祈りいたします」とのテロップで締められた。
ドラマは田村さんが演じる警視庁の警部補の古畑任三郎が、完全犯罪をもくろむ犯人たちの難解なトリックを卓越した推理力で説いていく人気シリーズ。毎回登場する犯人役の豪華ゲストも話題を呼び、1994年(平6)から06年まで連続ドラマ3シリーズ、スペシャル、スピンオフなども制作された。
田村さんは4月3日、心不全のため都内の病院で亡くなった。



