ラジオパーソナリティーや人気スパイ映画「007」の吹き替え声優、俳優として活躍した若山弦蔵(わかやま・げんぞう)さんが5月18日、心不全のため死去した。88歳。旧樺太出身。葬儀・告別式は近親者で行った。

若山さんは1952年にNHK札幌放送劇団に入り、その後上京。テレビ放送の「007」でショーン・コネリー演じるジェームズ・ボンドや、「スパイ大作戦」IMFリーダーのジム・フェルプスの吹き替えを担当。低音域でよく通る渋い声で人気を得た。TBSラジオ「若山弦蔵の東京ダイヤル954」は前身番組から95年まで約22年間休まず出演。テレビ朝日系時代劇「暴れん坊将軍」や、山口百恵出演の「赤い運命」などのナレーション、近年はゲーム「キングダム ハーツ」シリーズの声優など、幅広く活動した。

若山さんがたびたびゲスト出演したTBSラジオ「おはよう定食/一直線」(月~金曜午前5時)パーソナリティーの生島ヒロシ(70)は日刊スポーツの取材に応じ、若山さんを追悼。オールディーズの曲紹介は絶品だったといい「絶妙な声のトーンで、文言の見事さといったらなかった。曲に合わせて、自分で原稿を書かれていました。ご冥福を祈ります」と話した。