黒島結菜(24)が主演する22年度前期NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の出演者発表が行われ、物語の中核を担うヒロイン・比嘉暢子のきょうだい役が明らかになった。

料理人を目指す沖縄生まれのヒロインと、そのきょうだいを描く物語で、暢子の兄で長男の賢秀を竜星涼(28)、長女で姉の良子を川口春奈(26)、末っ子の歌子を上白石萌歌(21)が演じる。

発表後の合同取材会で、小林大児チーフプロデューサー(CP)は「きょうだいもの」の良さについて「日本で言えば『細雪』、海外で言えば『若草物語』。4きょうだいものは、理屈を超えた人と人の絆が魅力的なんだろうなと。名作にあふれている」。脚本の羽原大介氏とは「一番上だけ男性にして、彩りを作りたいと。男1人女3人の風景を共有しました」と振り返った。

出演ドラマが絶えない竜星、大河ドラマ「麒麟がくる」への出演が記憶に新しい川口、adieu(アデュー)名義で歌手活動も行う上白石と、近年飛躍を遂げ、その最中にいる面々がそろった印象だ。小林CPは「黒島さん含め、皆さん昨日今日決まったわけではない。どんどんご活躍されて、ひと月たつごとに豪華なキャストになってしまっている。よい意味での驚きを感じています」。あくまでキャラクターに合わせた出演者選びだったといい、「日本の芸能ビジネスの中でのバランスは何も考えずに決めました」と正直に語った。

朝ドラではヒロインの独り立ち後は家族の存在感が薄くなる印象だが、「ヒロインとパラレルでそれぞれの人生の悩みがあり、課題があり、喜びがあり。時折、誰かと誰かの行動や悩みがリンクしたり」と、きょうだいの関係性は継続して描くという。「ヒロインの冒険譚(たん)を追いつつ、若いきょうだいがどういう風に描かれて悲喜こもごもがあるのか、楽しんでいただければ」と話した。

トラブルメーカーの長男・賢秀、優等生の長女・良子、マイペースな次女・暢子、病気がちだが歌が好きな三女・歌子と、キャラクターの個性もバラバラ。4人がどんなきょうだいを見せてくれるのか、1年後を楽しみにしている。