元サッカー日本代表監督で、J3のFC今治のオーナーと代表取締役会長を務める岡田武史氏(64)が16日、都内で行われた国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア」で、ハローキティと異色の“緊急合体”を果たした。

同映画祭では、企業や団体がブランディングを目的に製作した短編映画「ブランデッドムービー」の表彰する部門「BRANDED SHORTS」を16年から展開している。世界最大の会計事務所デロイトトーマツのデジタル関連領域の専門サービス「デロイトデジタル」が新パートナーとなり、プロジェクト「デロイトデジタルアワード」を22年に設立することが発表された。その席上で、デロイトトーマツがFC今治と制作した小学生向けのSDGs(持続可能な開発目標)を伝える環境教育冊子「わたし、地球」を使い、制作した動画の予告がお披露目された。

岡田氏は「個人的に40年以上、環境保護活動をやっていて(北海道)富良野の倉本聡先生と知り合って、先生が富良野自然塾という素晴らしい環境教育活動をされている。手伝っているうちに今治にも作った。ぜひ、子供に広めるべきだと冊子を作った」と「わたし、地球」を制作した経緯を説明。「わたし、地球」は、FC今治のホームタウン・愛媛県今治市教育委員会を通じ、同市の公立小学校に在学する小学5年生全員に配布された。同氏は「もっと、もっと広めるためにどうしたらいいかだろうと考えていただき、僕には似ても似つかないキティちゃんというかわいいものと合体し、映像としてショートショートに出すことで環境を考える機会を提供できるのではないか?」と動画を撮影した経緯を語った。

動画は、ハローキティが図書館の書棚から「わたし、地球」を引き出し、読む中で、地球と歴史を語り合う内容。予告を公開した後、ハローキティが登壇し「発表できて、とてもうれしいです。私は今、SDGs応援活動を続けています。達成することが、みんなが笑顔で仲良く『ハロー』って言い合って暮らせる世界が続くことにつながると思っているからです」などと語った。

映画祭代表の別所哲也(55)が、ハローキティを見て「絶対、僕はこんなスカートをはけない。本当、かわいい」と目尻を下げると、岡田氏は「僕?」と口走って笑みを浮かべた。別所は「岡田さんは十分…先輩ですから、僕は(かわいいとは)言えない」と苦笑した。