元HKT48でタレントの村重杏奈（24）が昨年11月に発売した“初写真集”のグラビアマガジン「びびぐら　村重杏奈」（講談社）の電子版が、先月26日から発売された。今年に入ってバラエティーを中心にテレビ番組にも100本以上出演するなど、勢いに乗る売れっ子を、このほど直撃した。【聞き手＝大友陽平】

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「村重でぇ～す！　よろしくお願いします！」

アイドル時代も、バラエティータレントとして勢いに乗る今も、いつも元気いっぱいな村重は健在だ。ファッション誌「ViVi」によるグラビアマガジンの第1弾として昨年11月に発売された「びびぐら」は、重版されるなど好評で電子版の発売も決まった。

「めちゃくちゃバージョンアップしていて、紙面にはないカットが今回11ページも追加になってます！　ページ数も増えて、電子版ということで、ちょっと店頭では買えなかった方とか、親に写真集を買ってるのを見られるのが恥ずかしいっていう方とかも、気軽に見られるようになりました！」

同写真集で、ほどよい肉付きのリアルな村重ボディーに共感する人も多かったという。

「1日でたくさん撮ったんですけど、その中でも奇跡の写真が5000枚くらいあったんです！　そこから厳選したのが写真集になって、これも出したかったのに…というカットも電子版にあります。本当にどスケベで、さらにどスケベで紙面に載せるのはどうなの？　ちょっと行き過ぎかな？　というカットもあります！」

昨年11月の発売時のイベントでは、父が恥ずかしがって見られないと言っていることを明かしていたが…

「いまだにパパが見てないんですよ。職場では『どうした？　お前の娘』『お前からこの娘？』ってめちゃくちゃ話題になったらしいんですけど…。ただ、パパに“こっそり”見られるのは…私が気まずいですけど（笑い）。声を大にして村重を好きだって言ってくれてる方もいるんですけど、そうじゃない方も、こっそり楽しめるのが電子版だと思うので、ぜひたくさんの方に、こっそり見てほしいなと思います」

同世代の“イケイケなギャル”に加えて、新たな世代のファンも増えたという。

「おじいちゃん世代にすごく刺さってるみたいです！　それも、生き切った余生を楽しんでるおじいちゃん！　すごく元気をもらえるそうです！」

アイドル時代から、グループでは“バラエティー担当”として元気なキャラクターを発揮してきたが、卒業後はバラエティー番組にも引っ張りだこだ。

「毎日もう本当に必死にお仕事させてもらっていて、多い時は1日3件とかテレビの収録をしたり、ロケだったりするので、体力もすごく使うんです。その分、アイドルをやっててよかったなって思うことが多くて、意外と体力がめっちゃあるんです」

もう1つ、アイドル時代からの財産がある。

「昔からテレビに出る前は台本をチェックして、自分が何を話すかとか、こういうテレビはこういうテーマだからこういうことが振られるだろうなって、大体のエピソードは分けていました。普段からおもしろいことがあったらメモするとか、それはアイドル時代からずっとやっていて、染み付いています。もちろん今はHKTの時と違う部分もありますけど、その時の経験があるからこそ、ギャップに苦しまずに今楽しくやることができているので、慣れるのは早かったのかもしれないです」

歯に衣（きぬ）着せぬトークが武器の1つだ。

「自分のことを、『今までにない素直すぎるタレント』だと思っています。結構友達とかにも、『村重は女性タレントが守ってきたものを全部ぶち壊していった』って言われるんです。そのぐらい正直に何でも話しちゃうっていうか…。芸能人っぽくないというか、あんまりツンツンしてないところが私のいいところだと思うので、それはずっと続けていきたいなって思います」

「村重の野望」は、まだまだ先にある。

「とりあえずテレビにはずっと出ていたいです！　今のスケジュールが、すごく幸せなんですよ。毎日埋まってて、疲れるなって思う時もあるんですけど、やっぱり芸能人っぽいじゃないですか！　とりあえずこの2～3年はばーっと駆け抜けていきたいなって思います！　これからもいろんなことに話題がつきないタレントでいたいと思うので、飽きずに応援してほしいです！」

例えば30代になった時、どんな女性になっていたいのか？

「30代はさすがに、芸能人と結婚していたい！　私は俳優が好き！　って言ってますけど、“芸能人妻”になりたいんです！　一生テレビに出続けてたいので、誰かの妻がいい。村重杏奈という名前じゃもう無理！　ってなった時にちょっと旦那さんに助けてもらおうかな？　って（笑い）。もしかしたら大手の社長と結婚するかもしれないですけど…。とにかく今は結婚も絶対したい！　芸能生活も応援してくれて、妻としても応援してくれて、支えてくれる人がいいな…」

 

○…多忙な毎日を送るが、最近の息抜きは「さっしーの前でお金使うことですかね」と笑う。HKT48時代からの“師匠”でもある指原莉乃（30）と買い物に行ったり、食事に出かけることも多いといい「同じくらいお金は使えないですけど、同じマインドで買い物できるのがうれしくて…。ご飯の時も、村重がお金を払うんです！　今までは払ってもらってたので、あえて払いたくて。かわいがってた後輩がおごってくれるって、私だったらきっとうれしいので。いい話！　めちゃいい話をしちゃった！」。

 

◆村重杏奈（むらしげ・あんな）1998年（平10）7月29日、山口県生まれ。父が日本人、母がロシア人として生まれ、11年にHKT48の1期生としてデビュー。グループの中でも“バラエティー班”として活躍し、シングル選抜も7度。14～15年はNMB48も兼任。選抜総選挙は第4回（12年）から圏外→外→67→80→100位→不参加。21年12月にグループ卒業。現在、フジテレビ「オールナイトフジコ」（金曜深夜0時55分）でレギュラー。「呼び出し先生タナカ」（月曜午後8時）で準レギュラー、TBS「プチブランチ」（月～木曜午前9時55分）曜日レギュラーなど多数出演。163センチ。血液型O。