シンガー・ソングライター加藤登紀子(82)が30日、東京・帝国ホテルで開催された、「第47回松尾芸能賞贈呈式」で特別賞を受賞し、出席した。

加藤は「どちらかというと権威というものとは少し距離のあるポップスの世界でずっと歌ってきた」とすると、「今日こうやって受賞させていただくということで、ここまで歌い続けてきて良かったなという気持ちでいっぱいです」と喜びを口にした。

昨年は生まれ故郷の中国・ハルビンでコンサートを開催。「本当にたくさんの方にお力添えいただいた」と感謝。「生まれた時は戦争中で、物心ついた時には引き上げの旅だった。出発点の中で、自分で自分のアイデンティティーをつかんでいかなくちゃいけないというような運命があったかと思います」とした。

その上で「自分に一番大きな力をくれるものだと思って、ここまで歌って参りました」とすると、「これからも歌える力がある限り歌っていきたいなと思っています」と会場に誓った。

また、受賞者パフォーマンスとして、「百万本のバラ」を披露した。

同賞は公益財団法人松尾芸能振興財団により、1979年(昭54)から日本の伝統ある劇場芸能を助成し、振興し、独自の文化、芸能の保存及び向上に寄与することを目的として授与されている。

<「第47回松尾芸能賞」受賞者>

◆大賞 小池修一郎氏

◆優秀賞 戸田恵子、曽我廼家貫太郎、西川扇藏、藤舎貴生

◆新人賞 中村鷹之資

◆特別賞 加藤登紀子、谷口裕和