新人シンガー・ソングライター穴水祐輔(あなみず・ゆうすけ、25)が10月3日に、東京・六本木のキーストンクラブ東京でデビューアルバム発売記念ライブを行った。

「どうぞこのまま」で知られる丸山圭子(72)が初プロデュースしたアルバム「RESPECT」(リスペクト=尊敬)で9月23日にCDデビューした。

穴水は広島市出身で、3歳のときからピアノを習い始めた。

20年に丸山が客員教授を務めていた洗足学園音楽大(川崎市)に入学。シンガー・ソングライターやピアニストの基礎を学び、「第26回ショパン国際ピアノコンクールin ASIAアジア大会銅賞」(25年)などを受賞している。

これまで丸山のライブでピアノなどを担当し、丸山の最新アルバム「彩色兼美」にも参加した。

今年3月に同大大学院を卒業し、自身のアルバムを制作してデビューすることになった。

「RESPECT」は8曲収録。伝統的なJ-POPのメロディーに、R&B、ヒップホップ、シティーポップ、テクノ、クラシック、ラテン、バラードなどを融合させた秀作だ。

「RESPECT」には、尊敬するがゆえに多大な影響を受けていることも意味する。

例えば収録曲の「哀愁のノクターン」はショパン。「大切なもの」は小田和正。「One and Only Love」はマイケル・ジャクソン。「愛しい人へ贈る歌」はフランク・シナトラと、リスペクトするアーティストの楽曲に刺激を受けて、新たなオリジナル作品を完成させた。

穴水はかつて「今回のアルバムにも入っているのですが、クラシックとポップスを融合した『クラポップ』(丸山命名)のように、クラシックのメロディーを生かして、そこから自分のオリジナルの楽曲をつくっていくという新しいジャンルも追求していきたい。ジャンルを絞らずにやれる音楽のスタイルを確立していきたいと思っています」と話していた。

この日のライブは、穴水と丸山のジョイントで行われ、アルバム収録曲など全17曲を披露した。

穴水は「歌、ピアノ、ダンスなどいままで自分がやってきたこと、そしてこれからも一つひとつ磨いていく、そんな自分をしっかりとお見せしたい」と意欲的に話した。

初プロデュースした丸山は「(「RESPECT」の)どの曲もバラエティーに富んでいて、一つひとつの個性を70年代、80年代の名曲に合わせて特徴をつけたので、それが懐かしいという人と新鮮だという人がいて、それがよかったなと思います」。

今後は名古屋、大阪でも記念ライブを行う。【笹森文彦】