元NHKのフリーアナウンサー、武田真一が8日、MCを務める日本テレビ系「DayDay.」(月~金曜午前9時)に出演。ノーベル化学賞に選ばれた硤合(そあい)憲三・東京理科大名誉教授を祝福した。

スウェーデンの王立科学アカデミーは7日、2026年のノーベル化学賞を硤合氏とフランスのパリ・サクレー大のアンリ・カガン名誉教授に授与すると発表した。医薬品や香料など化学品の製造には欠かせない「不斉合成」の新たな手法を開発した。

物質には右手と左手のような関係にある「キラリティー」という性質がある。成分が同じでも「右手型」と「左手型」では性質に大きな違いがある。硤合氏は、右手型か左手型の片方だけ自己を複製して増える「不斉自己触媒反応」を初めて実現。アミノ酸にも右手型と左手型があるが、生物のタンパク質を構成するのは左手型だけで、なぜ非対称になるのかは長年の謎だった。一方に偏る状態を「ホモキラリティー」という。2人は生命の起源にも関わるこの謎を解く手掛かりを発見した。それが授賞理由となった。

武田は、「最近のノーベル賞って、私たちの暮らしを大きく変えるような発見に与えられることが多かったんですけど、硤合さんの発見は、どっちかって言うと、自然界ってなぜこんな形をしているのだろうか、私たちはなぜこんな世界に生きているんだろうかという謎を解き明かすものだということなんですよね。そういった根源的な問いに答えるのも、科学技術の大きな役割だと思います。本当におめでとうございます」と語った。