前田敦子(35)が8日、東京・ミッドタウン日比谷でスタートした「HIBIYA CINEMA FESTIVAL 2026」×「女性記者映画賞」オープニングイベント プレミアムトークショーに同賞アンバサダーとして登壇した。

賞の発起人を務める映画パーソナリティー伊藤さとり(日刊スポーツ映画大賞選考委員)とのトークの中で、映画初出演作の07年4月公開の「あしたの私のつくり方」の監督で、翌08年9月に59歳の若さで亡くなった、市川準さんに感謝する一幕があった。

前田は「本当に監督が厳しくて。それが、いまだに忘れられないくらいありがたい。メチャクチャ怒ってくれた。真っすぐに向き合って『あなたのせいで、もう一度、撮るんですよ』と丁寧に」と市川さんとのやりとりを紹介。「何も知らない14、15歳の私が、何もできていないのは分かっていたんですが、放っておかないで、私と向き合ってくれたのが、ありがたかった」と、20年近く前のことを、まるで昨日のことのように振り返った。

そして「最初が、本当に、ちゃんと厳しく言ってもらえて良かった。だからこそ、自分に見て見ぬふりしないで、ちゃんと向き合ってというのは、15歳の時の厳しさで経験できたから、全てに生かされた」と市川さんに感謝。昨今は「ありのままを受け入れてくれるディレクターの方が多くなった気がする。ちゃんとキャッチして、離さないよ、というのを、してくれるのを、まだ望んでいる、あの頃の厳しさを、まだ欲しいなと思っている自分がいます」と答えた。伊藤は「きっと喜んでいるかも知れませんね」と、空の上の市川さんに呼びかけた。

この日は、24年の主演映画「一月の声に歓びを刻め」(三島有紀子監督)が野外上映された。