俳優瀬戸康史(38)が9日、東京・上野の森美術館で、「シンシナティ美術館展~アメリカに渡ったヨーロッパの至宝~」(10月10日~1月10日開催)取材会に出席した。

同展はアメリカ・シンシナティ美術館に145年にわたり収集してきた膨大なコレクションから、ゴッホ、コロー、セザンヌ、モネなど、えりすぐりの84点が来日。そのうち、81点が日本初公開となる。美術史の教科書から飛び出したような巨匠たちの傑作が一堂に会する展覧会。

オフィシャルナビゲーターを務める瀬戸は「タブレットやスマホで見るよりも、ものすごく伝わってくる。作家の思い、筆の強さ、絵の具の量などが伝わる。それぞれのお部屋で雰囲気が違ったり面白かったです」と絶賛した。

プライベートでもアートを愛する瀬戸は音声ガイドにも参加。「作品の背景や自分が発見できないところをヒントとして音声ガイドでもらえるのは楽しい」とコメント。ナレーションの収録について「ご覧になる方との距離を意識したつもりです。感情を込めて言いたくなる瞬間もあったんですけど、ナレーションだと淡々と話す方が記憶に残ると思うので、(見ている人の)その瞬間に感じていることを邪魔したくないので、絵に入るきっかけになればという意識でやらせてもらいました」と明かした。

心をひかれた作品を聞かれると、アルベール・グレーズの「ビルの建設」と即答。「タイトルも見ずにこの絵を見ると『なんだろう?』と思ってしまう絵が好き。こちらの想像力で見る作品がとても好きで、僕自身が描く絵もそういうテイストだと思っています」と語った。続けて「ハッピーな日常もあれば、誰にも見られたくない自分だけの気持ちや姿があったりしますよね」と笑顔で話した。

同展にちなみ、最近心を動かされた出来事について、ソフビ好きだという瀬戸は「60体くらい家にいるんですけど、好きすぎて、自分でデザインして、造形の人にお願いして作ってもらったんです。オリジナルが作れた!と幸せな気持ちでした」と喜んだ。