歌手小林幸子(72)が9日、東京・丸の内の行幸通りで「ともともフェスタ2026」に出演、ミニトークとライブを行った。秋晴れの下で「雪椿」、「おもいで酒」、「千本桜」など6曲を熱唱した。障害のある人とない人が「ともにつくり、ともに楽しみ、ともに交流する」ためのイベント。

東京駅丸の内口広場から皇居へと延びる行幸通りに作られた特設ステージにピンクの羽根を散らした黒のロングドレスで登場した小林は、ビルの谷間で「もしかして」を熱唱。「演歌歌手ですから、いろいろなところに行きますが、ビルを見上げながら歌うことはなかなくて」と笑顔を見せた。

そして「私も、子ども食堂などいろいろな活動をしていますが、このイベントは障害のあるなしに関係なく楽しめるイベントです」と手話を交えてトーク。「NHK Eテレで『みんなの手話』(金曜午後2時35分、再放送金曜午前11時30分)でサチドラ(竜のキャラクター)の声を担当しています。元は黒柳徹子さんがやってらっしゃった後で、ものすごく勉強になりました。手話は相手を理解したいという気持ちがあれば通じます。ぜひ、みなさんも参加してください」と呼びかけた。

小林は1964年(昭39)に10歳で「ウソツキ鴎」でデビュー。「気が遠くなるんですか、前の東京五輪の年にデビューして、62年たちました。最近、ボカロ(ボーカロイド曲)とか歌ってますが、演歌の歌手です。楽しくいろいろなことを歌ってますが……しゃべり出すと止まらない(笑い)“演歌界の大泉洋”と言われます(笑い)。演歌を歌います」と宣言して、故郷・新潟の県の木と同じタイトルの「雪椿」を歌い上げた。

最後は「私もデビューした頃はチビちゃんとか呼ばれていました。それがさっちゃんになり、幸子さんになり、最近ではラスボスなんて呼ばれています」と、自身の人生の四変化を披露。「何よりも、若い者にはまかれろです。いろいろ歌ってみてください。では『千本桜』」とボカロ曲からのヒット曲を高らかに歌い上げた。

途中、客席にいた自身のものまねが得意なりょう(君島遼)を見つけて、ステージに挙げて紹介。りょうに「おもいで酒」の一節をうならせて「ものまねしくれるのはうれしいです」と話した。