治療法が見つかっていない自己免疫疾患スティッフパーソン症候群を乗り越えてステージ復帰を果たした歌手セリーヌ・ディオン(58)が7日、フランス・パリでの公演中にズボンの裾がヒールにひっかかってステージ上で倒れ込むハプニングに見舞われた。
ネットで拡散された動画をみると、1998年の楽曲「Dans un autre monde」を軽快なステップを踏みながら歌唱中に足を滑らせて転倒するも、深刻なけがはなかったようで親指を立ててすぐに立ち上がり、何事もなかったかのように歌い続けているのが分かる。その間もマイクは一度も離さずプロ魂を見せつけ、「とてもエレガントな転倒だった」「アメージング」とファンからは驚きの声が上がった。
米ピープル誌によると、ディオンはその後も黒いドレスに着替えて1995年の名曲「Pour que tu m’aimes encore」を歌い始めると、途中で歌詞を忘れてしまったことを観客に明かして一緒に歌ってくれるよう促す場面も見られたという。
観客から暖かい声援とサポートが送られたことに心を動かされたようで、「皆さんがここにいてくれて本当に良かった。胸がいっぱいになり、深く感動しました」とフランス語で謝罪と感謝の言葉を口にした。
2022年に筋肉の硬直やけいれんを引き起こす難病を患っていることを公表して闘病していたディオンは、9月12日に始まったパリでの長期公演で2020年3月以来6年半ぶりに本格的なコンサート復帰を果たし、ブランクを感じさせないパフォーマンスで観客を魅了していた。(千歳香奈子)



