野村萬斎と稲垣吾郎が、舞台「テンペスト」で初共演し、シェークスピアのロマンス劇に挑戦することが12日、分かった。山本美月、西岡徳馬らも出演する。

国を追われ、孤島で暮らしながら魔術を身につけた元ミラノ大公プロスペローと、復讐(ふくしゅう)のため島に導かれた人々の運命を描く。野村はプロスペロー、稲垣はプロスペローに仕える空気の精、エアリエルを演じる。

野村は映画「陰陽師」(01年)、稲垣はドラマ「陰陽師」(01年、NHK)でそれぞれ安倍晴明役を演じている。野村は「魔術の世界は日本の陰陽道にも通じ、稲垣吾郎さんとの陰陽師コンビも楽しみのひとつです」と抱負を語っている。

公演は、日本と海外のクリエーターで優れた海外戯曲を上演するDISCOVER WORLD THEATERシリーズ第18弾。今作では、名門シェークスピア・シアター・カンパニーの芸術監督サイモン・ゴドウィンが演出を手掛ける。

27年2月24日から、東京・新宿のTHEATER MILANO-Zaなど。

◆野村萬斎コメント

1993年に、ロベール・ルパージュ演出の「テンペスト」にエアリエル役で出演しました。プロスペローはシェークスピア俳優とも称された平幹二朗さん。長い年月を経てその役を今回やらせて頂くことになり、感慨一入です。

以来数々のシェークスピア作品を自身でも演出して海外でも演じてきましたが、今回のサイモン・ゴドウィンさんの演出はどうなるのか? 非常に楽しみにしています。ワールドワイドな世界観を期待しています。私自身もどんなプロスペローになるのか、これからの稽古の中でじっくり探っていきたいと思います。

魔術の世界は日本の陰陽道にも通じ、陰陽師を演じたことがあるエアリエル役の稲垣吾郎さんとの陰陽師コンビも楽しみの一つです。

どんな「テンペスト」になるのか、演出家、キャスト、スタッフの皆さんとともに、新たな作品を創り、皆様にお届け出来ればと思っています。

◆稲垣吾郎コメント

シェークスピアの「テンペスト」に出演できることを、とてもうれしく思っています。

エアリエルという不思議な存在をどのように演じられるのか、今から楽しみです。

サイモン・ゴドウィンさんの演出のもと、素晴らしいキャスト、スタッフの方々と共に、皆様を「テンペスト」の幻想的な世界へお連れできればと思います。ぜひ劇場でお楽しみください。