米映画「ロッキー」や「ランボー」シリーズで知られる俳優シルベスター・スタローン(80)が、米FOXニュースとのインタビューで自身のアクション俳優としてのキャリアについて「数えきれないほど後悔している」と振り返った。

脚本も担当した76年公開の「ロッキー」で無名のボクサー、ロッキー・バルボアを演じてアカデミー賞主演男優賞と脚本賞にダブルノミネートされるなど高い評価を受けたスタローンは、その後も82年から始まった「ランボー」シリーズや、豪華アクションスターたちが夢の共演を果たした「エクスペンダブルズ」シリーズなどで、自ら体を張ったアクションを行い、肉体派アクションスターとして不動の地位を築いてきた。

そんなスタローンは、インタビューで長年にわたる無謀な挑戦が自身の体にどのような影響を及ぼしたかについて「けがの話だけで30分は語れるよ」と述べ、これまでに背中の手術を9回、首の固定手術も3回受けるなど、数えきれないほどの代償を払ってきたと明かした。

10年公開の「エクスペンダブルズ」の撮影では、元プロレスラーの俳優スティーブ・オースティンからタックルを受けるシーンでスタントに失敗し、両肩の脱臼と首を骨折する重傷を負い、首に金属プレートを挿入して脊髄の固定手術を行う必要もあったという。そんな経験から「専門家に仕事を任せるべきだ」「重力には勝てない。地面にたたきつけられたら、負けなんだ。その代償は必ず後からやってくる」と力説。「目立ちたがり屋になってはいけない。スタントを自分でやろうと考えている人がいるが、やめておけ、プロに任せるんだ」とアドバイスを送った。(千歳香奈子)