歌舞伎俳優坂東玉三郎(76)が22日、都内で、12月2日に発売される「坂東玉三郎舞踊集4KリマスターBlu-ray BOX」発売記念トーク付き上映会に出席した。「京鹿子娘道成寺」「鏡獅子」など、約30年前の舞台映像を、玉三郎が監修し4Kデジタル修復を行った。
玉三郎は「映像を確認し、色を直し、音を直す作業を試写室でやりました。5月、7月はほとんどやってましたね。映像は根気ですね。ずっと見ているとここ(ひたいの近く)が熱を持って大変です」と話した。また、試写室で見た時と、家庭の再生機で見た時の差が出ないようにという注意も払ったとした。
「鏡獅子」の撮影当時を振り返り、玉三郎は「12月だったんです。パナビジョンという(映画撮影用)カメラが12台も入ってて、どうして入ってるの? と聞いたら、寅さんの撮影がないから、って」と、「男はつらいよ」シリーズの撮影がない時期だったため、多数のカメラで撮影できたことも明かした。
42歳前後の舞台が収められた舞踊集。玉三郎は「まだまだ大先輩がいる時代。(踊りを)フィルムに残すなんて、恥ずかしかったし、おこがましい、せんえつなことだと思ったんです。でも、若いころから踊ってきて、今じゃなきゃだめだなと芯から思ったんです」と話していた。
また、玉三郎は「来年、第2弾を出すことになりました」と、「船弁慶」「紅葉狩」などの映像化について語り、観客から期待の拍手を受けた。



