公道で後輪にブレーキがない自転車に乗っていたとして、お笑いコンビ「チュートリアル」の福田充徳(36)が交通違反の取り締まりを受けていたことが29日、警視庁碑文谷署への取材で分かった。

 碑文谷署によると、28日正午ごろ、東京都世田谷区等々力6丁目の都道で、パトロール中の同署員が福田に刑事処分の対象となる交通切符(赤切符)を交付した。

 福田が乗っていたのは「ピスト」と呼ばれる、最近人気を呼んでいる競技用自転車で、前輪だけにブレーキが付いていた。福田は「公道を走ってはいけないと知っていた」と話していたという。

 道交法では公道を走る自転車は前、後輪ともにブレーキを付けるよう定めている。警視庁も自転車のブレーキ部分に違反があったとして1月から8月末までに614件を取り締まっていた。

 福田は京都市出身。徳井義実(36)とチュートリアルを結成し、2006年には若手漫才日本一を競う「M-1グランプリ」で優勝した。