欅坂46のアンダーグループ、けやき坂46(ひらがなけやき)が21日と22の2日間、東京・Zepp東京で、初の単独コンサートを開催した。

 ライブ冒頭、佐々木久美(21)が「今日は歌と踊りがメインになっています。テンション上げて、盛り上がっていけますか?」と尋ねると、ファンから大歓声を浴びた。影山優佳(15)は「中学生の私を見られるのはみなさんが最後だと思うので、今日はじーっと見てください!」とアピールした。

 序盤は欅坂46シングル曲「世界には愛しかない」を影山センターで、「二人セゾン」を柿崎芽実(15)センターで披露した。途中、欅坂46では平手友梨奈(15)が担当しているソロの激しいダンスパートは、ダンスが特に苦手なことで知られる井口真緒(21)が任され、会場がどよめく中で精いっぱいの踊りを披露していた。

 さらに井口、潮紗理菜(19)、加藤史帆(19)、斉藤京子(19)、佐々木久美、高本彩花(18)の年長組6人で「青空が違う」、柿崎、影山、佐々木美玲(17)、高瀬愛奈(18)、東村芽以(18)の年少組5人で「僕たちの戦争」と、欅坂46のユニット曲を披露した。

 中盤には、初の全国ワンマンZeppツアー開催も発表された。今回の東京公演を皮切りとして、5月31日に大阪・Zeppなんば大阪で次回のライブが開催される。さらに、タップダンサーHIDEBOH(49)も登場し、大阪公演のオープニングでメンバーたちがタップダンスを披露することも明らかにした。

 大阪出身の高瀬は、「ずっと、最初のころから大阪でいつかライブがしたいなと思っていたんですが、こんなにすぐできるとは思っていなかったので、うれしいです。全力でみなさんに楽しんでいただけるライブにします。ぜひ見にきてください」と喜んだ。欅坂46とけやき坂46を兼任している長浜ねる(18)は「漢字の欅坂46も全国ツアーをやったことがないので、ひらがな(けやき)が先にやって、ひらがなはライブが得意だぞ、って言えるようになるくらい、頑張りたいと思います」と意気込んだ。

 その後「手を繋いで帰ろうか」では、高本と斉藤が寸劇に挑戦し、ラストは高本が斉藤のほおにキスして盛り上げた。続くカバー曲「ABC」では、帰国子女の潮らを中心に英語で歌った。潮は「いきなり英語の歌でびっくりされたかもしれませんが、新しいことに挑戦したいなって思って、洋楽のカバーに挑戦してみました。大阪でもまた違う曲をやってみたいですし、タップダンスにも挑戦します。みんなで最高のエンターテイナー集団になりたいって思っています!」と宣言した。

 2日目のラストで佐々木久美は、「私たちは、このワンマンライブにすごくかけていて、みんなで伝説のライブにしようって言っていました。不安なこともたくさんあったんですけど、みなさんがすごく温かくて、逆に私たちが元気をもらってしまいました。ありがとうございます」と感謝した。その上で「ツアーも決まって、まだまだ私たちは成長していくので、このグループの全員が好きだって言っていただけるグループになれるように、これからも見守っていただけたらうれしいです!」とアピールし、大歓声を浴びた。

 セットリストは以下の通り。

 1、ひらがなけやき

 2、世界には愛しかない

 3、二人セゾン

 4、青空が違う

 5、僕たちの戦争

 6、手を繋いで帰ろうか

 7、ABC

 8、僕たちは付き合っている

 9、サイレントマジョリティー

 10、誰よりも高く跳べ!

 以下アンコール

 11、W-KEYAKIZAKAの詩