福岡県飯塚市で1992年、小学1年の女児2人が誘拐、殺害された「飯塚事件」で、弁護側が警察のDNA型鑑定を検証した結果、2008年に死刑が執行された久間三千年元死刑囚(執行時70)と犯人のDNA型は一致しないと判断したことが24日、関係者への取材で分かった。検証結果を新証拠として、第3次再審請求の準備を進めている。

被害女児に付着した血液と元死刑囚のDNA型が一致したとする警察庁科学警察研究所(科警研)の鑑定が有罪の根拠となった。

関係者によると、12年に弁護団に開示された鑑定を筑波大の本田克也名誉教授が検証した結果、元死刑囚のDNAの電気泳動を撮影した写真のネガには切り取った痕跡があるほか、端に写ったものの位置や形状から、元死刑囚と犯人の型は一致しないとしている。

弁護団の徳田靖之弁護士は「極めて重大な事実が明らかになったので、再審請求する必要がある」とコメントした。(共同)