★首相・高市早苗は国連総会に出席、一般討論演説に立つためニューヨークへ。出がけには大好きなSNSではなく、官邸でぶら下がりに応じ「私としては北朝鮮による拉致の問題、それからこれだけ日本国内でもそうですが、世界各地で災害が起きているということで、気候変動対策の重要性、また法の支配の重視、そして国連改革の必要性などを訴えたい」とした。

★21日、中国外務省は習近平国家主席が23~25日の日程で米国を国賓訪問すると発表した。24日に米ワシントンで、米ドナルド・トランプ大統領と首脳会談を行う。高市は何としても米中首脳会談の前にまたしても、そして何としてもトランプに「中国より日本ですよ」と言いたいだけの訪米だが、たしかトランプは地球温暖化(気候変動)には一貫して懐疑的だ。地球温暖化や気候変動の危機説を「でっちあげ」や「世界史上最大の詐欺」と言い、自国の経済成長やエネルギー供給の拡大を訴えている。また高市は「法の支配の重視」をさらっと入れているが、国民からも法の秩序を重んじる世界の人たちからも、今回の訪米の最大の目的は国際刑事裁判所(ICC)の赤根智子所長に対する米国の経済制裁を止めろという話を発信しまくることを期待されているのではないのか。演説に盛り込むだけでなく、米ロが推進するICC壊滅の阻止は世界を味方につけられるテーマながら、また「大変残念」で片付けられてしまうのか。

★21日、米主要テレビ局はトランプ政権がCNNなど3社をフェイクニュースとしてホワイトハウスへの立ち入りを禁止したことを受け、テレビ各社が交代で担うトランプのテレビ代表取材を停止すると発表した。この中には政権と近いFOXニュースも加わった。高市は総務相時代、テレビ局の停波をほのめかしたことがあるが、それ以来すっかりテレビは骨抜きになった。同様のことが日本で起きたらNHKや民放はどう対応するか。民主主義を守ることより、報道機関と胸を張り、出入り禁止にならないように政権に忠誠を誓うのだろうか。(K)※敬称略