「ブリティッシュ・アメリカン・タバコ・ジャパン」は24日、都内の本社で記者説明会を行い、加熱式たばこ「glo(グロー)」の全国販売を10月2日に始めると発表した。

 全国の主要たばこ取扱店、約5万9000店舗で順次発売していく予定だ。

 加熱式たばことは、葉を電気で温め蒸気を発生させるもの。従来の紙巻きたばこに比べ、煙やにおいが少ないため、近年喫煙者らから注目されている。

 「glo」は、昨年12月から仙台地区限定で世界に先駆けて発売していた次世代の加熱式たばこで、今年7月から東京、大阪、そして宮城全域の約1万3000店舗に販売地域を拡大し、好調な売れ行きを見せていた。特に、先行発売した仙台市を含む宮城県では、県内の成人喫煙者3人に1人が「glo」を購入する人気ぶり。

 登壇したピーター・シモンス副社長は「仙台での成功は我々の期待を上回った。実際に、品切れ状態になっている店舗があるのも把握しているが、供給が追いつくということで全国展開を決断した」と説明した。

 また、テレビ番組で紹介されるなど、加熱式たばこで「1強」状態のフィリップモリスジャパン「iQOS(アイコス)」については「フィリップモリスがマーケットリーダーで、依然として追いかける立場なのは理解している。ただ、gloはiQOSより早いペースで成長している」と胸を張った。

 取材陣から、20年東京五輪・パラリンピックに向けて喫煙対策が進む中、加熱式たばこの将来性について問われると、「喫煙者と非喫煙者が共存できるのが理想。火を使わず、灰もでない加熱式たばこは、紙巻きたばことは違う」と話した。

 またこの日は「glo」の全国発売と同時に、同社の専用たばこ「ケント・ネオスティック」(20本入り、420円)の新フレーバー、「スムース・フレッシュ」を発売することも発表した。