元秘書の男性に「ハゲー」などの暴言や暴行を加えたと報じられ、自民党を離党し、衆院選に埼玉4区から無所属で出馬した豊田真由子氏(43)が22日夜、落選が決まったことを受け、報道陣の取材に応じた。

 同氏は「ありがとうございます。申し訳ないという思いでいっぱいです」と大粒の悔し涙を流し、真っ白なハンカチで顔をぬぐった。

 豊田氏は午後9時20分に選対事務所に入った際、殺到した報道陣の取材に応じず、同11時過ぎに取材に応じた。同氏は低く消え入りそうな声で「天と地ほど違う中、このような状況で身を粉にして働いてくれたスタッフ、ボランティア、運動員の皆さんには、ありがたい。有権者のご期待に力が及ばず、応えられず、申し訳ないという気持ちしかない」と敗戦の弁を述べた。