東京都の小池百合子知事と野田聖子総務相は31日、都内で行われた「年末ジャンボ宝くじ」の抽せん会に出席し、当せん番号決定の行方を見守った。

 小池氏は、全国自治宝くじ事務協議会の会長として、野田氏は宝くじを所管する総務省のトップとして出席した。

 小池氏は、「宝くじは、2020年東京五輪・パラリンピックに活用されたり、地域の公園や施設、少子化や高齢化対策など、いろんな貴重な財源として使われる。これからもご協力をよろしくお願いします」とあいさつ。当選番号を決める際、発射ボタンを押す重要な役割を担った野田氏は、「わくわくした。宝くじは多くの方の夢をかなえる。来年もたくさんの夢のあるくじを出していきたい」と話した。

 小池氏は、「私も宝くじを買ってみた。当たらないかなと思ったんですが…」と、自身のくじの番号を確認しながら苦笑い。「来年は戌(いぬ)年。ワンちゃんのワンで、皆さんとともにワンダフルな年にしていきたい」と述べ、都議選圧勝や衆院選大敗、都政の重要課題に追われ、浮き沈みが激しかった2017年の最後の公務を、締めくくった。