新潟市西区の大桃珠生さん(7)が殺害され、JR越後線の線路に遺棄された事件で、死体遺棄などの容疑で逮捕された小林遼容疑者(23)が殺害について認める供述をしていることが15日、捜査関係者への取材で分かった。

 逮捕から一夜明けた15日、大桃さんが通っていた小針小学校では、集団登下校が行われた。「一安心」と安堵(あんど)する声も上がる一方、「大桃さんが帰ってくるわけではないので複雑」との声も聞かれた。

 長谷川豊校長は「憤りは変わらない。ご遺族の悲しみを思うと張り裂ける思い。子どもたちの日常を1日も早く取り戻すために全力を尽くす」とコメントを出した。保護者たちは「容疑者が逮捕されたからといっても不審者がいなくなるわけではない」と、当面も送り迎えや見守りを続けるつもりだ。