史上最年少プロ棋士、藤井聡太六段(15)が18日、大阪市の関西将棋会館で指された竜王戦5組ランキング戦準決勝で船江恒平六段(31)を72手で破り、史上最年少の15歳9カ月で七段に昇段した。

 以下は主な一問一答。

 -史上最年少での七段に昇段

 藤井 ここまで速いペースで昇段できるとは思ってもみなかった。目の前の一局、一局を全力で打ち込んできたのがこういう昇段という形になった。

 -いつもと違う気持ちだった

 藤井 普段通りでいこうと思っていた。

 -竜王戦5組の決勝へ進出

 藤井 次戦も大事な一戦になるので、よい結果を出せるようにしたい。

 -七段昇段の喜びをだれに伝えたい

 藤井 昇段したことはうれしい。ただすぐに竜王戦5組の決勝がある。いまは喜びに浸るというよりも、つぎの決勝に向けていきたい。

 -師匠の杉本七段と段位が並んだ

 藤井 そうですね。師匠と同じ段位と言われても、なかなか実感がわかないです。段位は並ぶことができても…。これからさらに実績を積み重ねていきたい。

 -井上一門に3連敗していた。意識していたか

 藤井 意識することはなかった。

 -タイトル戦への期待が高まる

 藤井 少しでも上に行けるように頑張りたい。