豊洲新市場(東京都江東区)が明日11日、開場すると同時に、6日に営業を終えた築地市場(中央区)ではネズミ捕獲作業の最終段階に入る。市場の移転によりエサや、すみかを求めて築地場外や銀座、新橋などの繁華街、さらには隅田川を渡るとまでされているが、東京都は来月16日まで、築地市場の「封鎖・毒エサ作戦」でネズミの流出を最小限に食い止めたい考えだ。

築地市場に隣接する場外市場の乾物店関係者は「工事が始まったら、最初にネズミが増えるのは場外。ネズミ一匹逃さず、駆除してほしい」。店は木造で、これまでも夜にはよく見掛けたが「まだ、増えてはいない」という。別の飲食店の女性は「競りが終わって3日だが、まだ恐れていた状況にはなっていない」としながら「ネズミが増えると店も困るし、私自身がネズミが苦手なのもある。しっかりした対策をお願いしたい」と話した。