外国人労働者の受け入れ拡大に関し、過酷な労働実態が表面化している技能実習生について、2010年~17年までの8年間に174人が病気や事故などで死亡していたことが13日、分かった。

野党の合同ヒアリングで法務省が明らかにした。病死や作業中の事故死、交通事故死のほか、溺死も含まれ、「自殺」とされたのは13人。死亡の経緯が分からない実習生もいる。国籍別では中国が98人と最多で、内訳は男性132人、女性42人。20代が118人と最も多かった。一方、厚労省は昨年までの10年間に、実習生を含む外国人労働者125人が労災で死亡したことを明かした。野党側は、新制度導入前に技能実習生制度の「闇」を明らかにするよう求めている。