立憲民主党から参院選比例代表で出馬した元格闘家の須藤元気氏(41)が初当選を決めた。当確がついたのは午前3時過ぎ。都内の事務所で支援者らの祝福を受けながら、「1票1票を大切にして政治に取り組んでいきたい」と笑顔をみせた。

「食の安全、環境保護、平和外交」を訴えてリングから政界に初挑戦した。座右の銘としたのが、故田中角栄総理の「握手した数だけしか票は出ない」の言葉だ。「新人の自分はとにかく握手してあいさつして、須藤元気を改めて知っていただく。すべてはそこから」と角栄流の選挙作戦を実践。公示日の4日から最終日の20日まで計1万4364人との握手を、勝利につなげた。