前参院議員のアントニオ猪木氏(76)が29日、元首相の中曽根康弘(なかそね・やすひろ)氏が死去したことを受けて、コメントを発表した。

「最初にお会いしたのは、イラク人質解放から帰国した1990年『イスラム社会の話をしてくれ』と事務所に呼ばれました。そして『世界を考えているのは、君と僕だね』と言われたのが心の宝になっています。心より、お悔やみを申し上げます」

猪木氏は1990年(平2)、湾岸戦争中のイラクで、サダム・フセイン大統領政権下で人質となった邦人を解放するため、同国を繰り返し訪問し、人質解放に貢献した。