小泉純一郎元首相は8日、小泉政権の首相補佐官で、新型コロナウイルスによる肺炎のため、4月24日に亡くなった外交評論家の岡本行夫(おかもと・ゆきお)さんについて「私にとって貴重な外交補佐官だった」と振り返り、その早すぎる死を悼んだ。事務所を通じて、追悼のコメントを発表した。

小泉氏は「岡本さんの訃報を聞き驚いている。私より若いのに…」とした上で、小泉外交のブレーンとして活躍した岡本さんの功績に言及。「総理在任中、当時のブッシュ米大統領はじめ各国首脳委との会談に際して、常に的確な助言を与えてくれた」と振り返った。

その上で「日本外交の専門家としてこれからも活躍してもらいたい貴重な人材を失って残念だ。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と、結んだ。