小泉進次郎環境相(39)が4日、「ワーク・ライフバランス」小室淑恵代表取締役と働き方改革に関する意見交換会を環境省で行った。

「ワーク・ライフバランス」はコロナ禍における政府・省庁関係者の働き方に関する実態調査を実施。今年3~5月までの働き方にどのような変化があったか、国家公務員480人の回答を収集し、結果をまとめた。環境省は大臣とのやりとりにおけるオンライン化やテレワーク浸透の“2部門”で1位となった。

同社のアンケートによると、回答した約4割の残業時間が月100時間を超えており、中には、200時間や300時間を超えた人もいたという。テレワークの浸透に課題はあるものの、家族との時間が増えたとの声もあった。

小泉氏は「入省して初めて家族で夕食が取れた」といった現場の声には「泣けるね」。関係者から「心の若さランキング、という声もあります」と言われると「だろうね」と喜んだ。

小泉氏は結果を受けて「どういうことが必要か、外部の目がないと分からないこともある」とした上で、“2冠達成”については「トップダウンを引き出したボトムアップの情熱が強かった」と分析。さらに「2冠達成を瞬間風速にせず、霞ケ関の働き方改革をリードしていきたい」と前向きに話した。