自動運転タクシーの実証実験が、8日から23日(計12日間)まで東京都庁周辺で実施される。

7日、都庁第2庁舎でデモンストレーションが報道陣に公開された。国土交通省が定める自動運転はレベル1から5まで5段階あり、レベル5は条件なしで全自動運転を行う。今回はレベル2(ドライバーが部分的に運転操作を行う)での実施となったが、都では実証実験を重ね、「2025年にはレベル4(一定の条件下ですべての運転を自動で行う)を目指す」としている。

今回の実験では、タクシーの屋根に自動運転用センサーが設置され、歩行者や周囲の車、信号、横断歩道など検知し、5G活用した遠隔操作も行われる。乗降者は専用のスマホアプリで配車予約し、自動運転タクシーが到着するとスマホをドアにかざして開けて乗車する。実証実験の期間中に一般客を含め、100人以上の乗車モニターが参加し、都庁、新宿中央公園、京王プラザホテルの乗降場所から自動運転を体験する。