23日に行われた将棋の第34期竜王戦予選2組準決勝で最年少2冠、藤井聡太王位・棋聖(18)に敗れた松尾歩八段(40)は決勝進出と同時に、本戦出場を逃した。

松尾が得意とする戦型「横歩取り」だったが終局後、「長考したが、踏み込んだ手がよくなかったのか。あるいは、3通りぐらい比較していたが、いちばん、まずい順にいってしまったのかな。読みが浅かったのと、感覚もよくなかった」と振り返った。

約2時間の長考もあったが「比較的、おだやかに指す順と、激しくいくのと2通りあり、いろいろと考えてた。ちょっと、どれもうまく見通しを立てることができずに迷っていた」と話した。

藤井との2度目の対局に「楽しみにしていた。きょうの自分の将棋は読みがいまひとつ。その点は残念です」と話した。