南米ペルーの大統領選決選投票(6日)は7日午後(日本時間8日午前)には開票率が95%を超えたが、日系のアルベルト・フジモリ元大統領(82)の長女で中道右派ケイコ・フジモリ氏(46)と、小学校教師の急進左派ペドロ・カスティジョ氏(51)が依然、大接戦となっている。結果確定まで、なお時間がかかる可能性もある。
現地報道などによると、選挙管理当局の開票率約96%時点の集計では、ケイコ氏の得票率が約49・71%、カスティジョ氏が約50・29%。この時点でも差は1ポイント未満となっている。
開票作業はケイコ氏支持が多い首都リマなど都市部から進み、ケイコ氏がわずかにリードして推移したが、カスティジョ氏が支持を広げる地方票の開票が進むにつれて両者の差はじりじりと接近。開票率90%前半に入って逆転した。在外票の到着、集計に時間がかかっているが、ここではケイコ氏が優勢とみられている。
日系父娘2代、同国初の女性大統領を目指すケイコ氏は11年、16年に続いて3度目の大統領選挑戦。過去2回も決選投票で僅差で敗れ、前回は結果が判明したのは4日後だった。都市部の保守層や富裕層、経済界などから支持され、今回の第1回投票では2位だったが、左傾化を警戒する層も取り込み、世論調査で猛追していた。
一方で、ケイコ氏は今年3月に過去の選挙時の資金洗浄罪で起訴され、禁錮30年10月を求刑されている。また父親は在任中の人権侵害事件で服役中だが、当選した場合は恩赦するとしている。
第1回投票で首位だったカスティジョ氏は、エネルギー関連産業の国有化や富の再配分などを掲げ、地方や貧困層を中心に支持を集めている。
大統領の任期は5年。

