東京都の小池百合子都知事(69)は19日正午すぎ、都庁で取材に応じ、前日18日に東京・迎賓館赤坂離宮で行われた国際オリンピック委員会(IOC)トーマス・バッハ会長(67)らの歓迎会の様子を明かした。

会話などの内容を問われると「1964年東京五輪は首都高や新幹線などハードのインフラが整うレガシーが残りました。今回の2020大会はハードだけではございません。ESGだとかサステナブルリカバリーを目指していることで違いがあるということなどを中心にお話しさせていただきました」と説明。趣旨に関しては「文化イベントとして飲食などは一切ございませんでしたけれど、歓迎という意味で組織委員会が開催されたということです」と述べた。

また、東京都に緊急事態宣言が発令されている中での会合に疑問や批判の声が上がっているが「毎回、大会が行われているたびに催しているということです」と答えた。

日本側は小池氏に加え、菅義偉首相、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長、森喜朗前会長、丸川珠代五輪相ら約40人が出席した。